「横乗日本」が平塚で開催される。
この映画祭、かなりオリジナリティーに富んでいる。
まず、「横乗り」と総称されるこれらのスポーツをひとまとめにした映画祭自体が珍しい。
さらに、日本人クリエイターの作品もしくは日本で撮影された、いわば「日本」というフィルターを
通した映像作品に特化した点は前例がなく、注目される映画祭だ。
この映画祭の発起人、私、mo3(モッサン)こと劔持良輔は平塚でサーフショップを経営しつつ、
この映画祭の発起人、私、mo3(モッサン)こと劔持良輔は平塚でサーフショップを経営しつつ、
様々な横乗り映像作品に出演している。
サ一フショップの店主が映画祭を開催するに至るまでには、当然、それなりの実績が必要となる。
彼はこれまでに自身の出演作品を平塚の映画館で上映し多くの観客を集めている。
その経験から、いつか、自分が出演した作品だけでなく、日本の横乗りシーンを
題材にした様々な映像作品を映画館で上映したいと考えるようになった。
サーフ,スケートスノー、そしてクリエイターに至るまで、自身のコネクションを使い、
幅広いジャンルの映像作品をコーディネートし、今回『横乗日本』という新しい映画祭を行うまでに至った。
この映画祭は、上映スタイルにも新たな試みがある。期間中、日替わりで毎日2作品ずつ同時上映する
予定だが、ただの「同時上映」ではなく「提案型同時上映」というものだ。
この聞き慣れない「提案型同時上映」とは何か。
言葉の通り、同時上映することで観る人に提案をする訳だが、意図的に違うジャンルの作品を
組み合わせて上映し、普段あまり観る機会のない作品に出会ってもらう。
もちろん、違うジャンルの作品といっても、共通点をもつ作品を組み合わせることで違和感なく
受け入れられるよう配慮している。例えば、湘南のサーフシーンをクローズアップした日、
クリエイター色全開のアーティスティックな日、自然のリズムと同調する日など、日ごとに
ある程度のテーマ性を持たせている。
多くの人が、自分の好むテーマなら、たとえジャンルが違ったとしても、楽しむことができるだろう。
そこに新しい発見や共感があれば、互いに興味や理解を深めることもできるはずだ。
それが、この上映スタイルの狙いであり、「みんな、もっと自由に横乗りを楽しみましょうよ」
というメッセージでもある。
今後、継続して開催される映画祭となるためには、まずこの新たな試みの成功が不可欠だ。
主催者側の提案が受け入れられれば、10年の後には「横乗日本」に影響を受けたクリエイター
達が育つことだろう。
そして、その時代ごとの日本の横乗り文化を映しだすような映画祭に発展していくことを期待したい。
開催期間:2012年11月10日(土)~16日(金)レイトショーのみ
開催場所:シネプレックス平塚
現在ホームページ制作中。またアップしますので宜しくお願いします。
作品紹介お楽しみに!